土地等の不動産を売却する際に、業者側の問題として両手仲介という行為があります。

 

土地を売る時の不動産会社の両手仲介について

 

不動産業者が受け取る仲介手数料は通常、土地等の不動産の売主あるいは買主のいずれかから受領することが一般的です。これを片手仲介と言います。しかし中には、この手数料を一社で独占して受け取る両手仲介を行う業者もあります。

 

両手仲介によって問題となるのは、まず土地の売主が求める期限内に売買契約が成立しない場合です。不動産会社は通常、売主から売買契約成立の依頼を受けた後、この目標達成のために様々な広告活動を展開します。そして買主の情報は他の不動産会社から仕入れてマッチングを行い、双方納得の上で契約締結に至ります。その後、各業者が売主と買主からそれぞれ仲介手数料を受け取るわけです。しかし、業者がこの手数料を独り占めしたいと考えた場合、積極的な広報活動をせずに自力で買主を探そうと試みます。その結果、売買契約締結に非常に時間がかかる恐れがあり、売主にとっては非効率です。

 

また、上記のような状況に陥った場合、売主は自分の希望売却価格を下げて、出来るだけ早く契約を成立させたいと考える可能性が生じることが問題となります。表面上は積極的に活動を行っている業者を装っていますが、実際は消極的かつ売主の利益獲得の可能性を低下させているからです。

 

更には、両手仲介料獲得のために、最初から売主に対して、あらかじめ販売価格を市場価格よりも低く提示する業者もあります。こうしたケースでは、売買契約が非常に迅速に進み、知らない間に売主が不利益を被る場合があります。

 

こうした事象に巻き込まれないためには、まず選択する不動産業者をしっかりと調べる必要があります。依頼した後も、営業担当者から数週間から1ヵ月の間に全く情報の提示がない場合などは、経過報告等をしっかりと説明するようにこちらから積極的に質問・相談することが重要です。インターネットの口コミサイトなども利用して、自身の現状を細かくチェックすることが大切です。