相続した土地を売却する時

 

相続した土地を売却する時に注意したいこととは?

 

両親が生前に所有していた土地を遺産で相続した後に、その土地を売却する場合は、売却の前後を含めてさまざまな事象に対応しなければなりません。

 

まず第一に、売却をする時点で複数の相続人が土地を所有している場合には、お互いの協力関係が非常に重要になります。具体的には土地の売却が決定すると、登記簿の変更や相続税の有無を問わず税務署に所得税の申告書を提出しなければなりません。特に税務署への申告については、土地の所有者が複数であれば連名による各種書類の提出および必要書類の整備など、一人では処理できない事象が生じます。また、書類提出・作成においても、土地売買の仲介業者や司法書士・税理士などの専門家に依頼するケースが一般的ですが、その際に掛る事務手数料等も決して金額は小さくありません。誰がどの程度負担するか、代表して対応する人は誰かなど、相続人がしっかりと取り決めて処理を行うことが非常に重要です。

 

第二に、土地を売却した後も重要です。売却金額の分配においても、前もって覚書等を利用して取り決めて置くことが重要です。そうすることで、売却後に金額で揉めるなど、無駄な争いを回避することが出来ます。相続税や所得税が発生する場合においても、しっかりと金額を算定した後に相続人全員が情報を共有して、しっかりと納付することが重要です。特に税金は支払を滞ると延滞税等が発生しますので注意が必要です。

 

第三に、売却が完了した後に相続人各個人の所得が大きくなる場合は国民健康保険等、保険料の支払いが大きくなることも頭に入れておくことが重要です。所得がそれほど変わらない場合は問題ありませんが、大きくなると国保や住民税など支払う市民税が大幅に上昇します。これらも税務署に支払う国税同様、支払いを怠ると延滞税が生じる可能性があります。そのため、自分が最終的に手許に残る金額がいくらなのか、最後まで気を抜かずにしっかりと算定しておくことが大切です。